苫小牧港の活性化に取り組む市民団体、女性みなと街づくり苫小牧（大西育子代表）は１４日、誰でも自由に弾ける「みなとピアノ」を苫小牧西港フェリーターミナル（苫小牧市入船町）の２階総合案内所前に設置した。１６日午後２時からお披露目会を開き、一般の利用をスタートさせる。

フェリーターミナルに設置された「みなとピアノ」

　港のにぎわい創出につなげる取り組み。一般社団法人寒地港湾空港技術研究センター（札幌市）の助成を活用し、ヤマハのアップライトピアノ１台を置いた。１５日に関係者が調律を済ませた。

　お披露目会では１６日午後２時から約２０分間、市内しらかば町のピアニスト千葉理恵子さんが、海にちなんだ曲を中心に記念演奏する。同演奏会後に一般利用を始める予定だ。

　大西代表は「ターミナルは（苫小牧港の歴史などが学べる博物館）ポートミュージアムがある素晴らしい施設。ピアノが訪れるきっかけになれば」と期待している。