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北羽新報社

未利用魚を缶詰に アースデイ能代の高校生ら商品化模索

缶詰作りに向けてメンバーが男鹿海洋高を視察

 地球環境を考え行動する「アースデイ能代」の実行委員会の高校生たちが今年度、未利用魚を活用した缶詰作りに挑戦している。SDGs(持続可能な開発目標)を意識した取り組みで、八峰町で水揚げされたサバなどを活用し、今月に男鹿海洋高で缶詰に加工した後、市民に試食をしてもらい商品化を模索する。生徒たちは「未利用魚について知ってもらいたい」と話している。

 実行委には能代高と能代松陽高の2、3年生11人と市民有志2人が所属。今年度は4月22、23日に市役所さくら庭などでアースデイを開催し、ペットボトルキャップ、余剰の食品、絵本の受け付け、生ごみ堆肥づくり体験、市中心部のクリーンアップなどを展開し、SDGsにつながる意識・行動を共有した。
 缶詰作りは、実行委の能登祐子さんが高校生に提案し具体化した。SDGsの目標の一つ「海の豊かさを守ろう」を意識している。
 缶詰を作っている男鹿海洋高の協力を得ることにし、6月に実行委メンバーで同校を訪問。缶詰の製造について見学、教員から海洋ごみの問題や商品開発などについて講話を聴いた。
 今月22日に同校で実際に缶詰作りを行う計画で、魚は八峰町の底引き網船・玄辰但馬丸の協力を得て確保。同漁船によると「大量に網に入るものの値段が付かないサバ」と、「高値が付くものの半端に余ってしまったイカ」を提供する。
 缶詰は200個を製造するよう目指し、今後味付けやパッケージを固める。今年度はメンバーで試食するとともに、産業フェアで来場者に食べてもらい、反応を把握しながら商品化について検討する。今後販売が実現し収益が得られれば、アースデイの活動費に生かせるとする。
 共同代表の一人の清水莉々香さん(能代高3年)は「未利用魚についてあまり知られていない。おいしい缶詰を作ることで知ってもらう機会になればと思う。商品開発にはみんな興味がある。積極的に目指していきたい」と話した。

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