薬師寺とつながる校名瓦 岡谷西部中でお披露目

薬師寺から返還された瓦を眺める生徒たち=岡谷西部中学校
岡谷市の岡谷西部中学校で18日、奈良県にある国宝、薬師寺東塔で見つかった学校名を刻んだ瓦が”里帰り”し、お披露目をした。永池隆校長は「縁をつなぐ瓦を通して、日本の文化や歴史に思いを寄せてほしい」としている。
返還された瓦は1枚で、縦35センチ、横30センチほどの大きさ。同校の前身である「岡谷中部中学校」や、屋根の修繕工事にちなんだ「昭和26年修補」の文字がへらで削って書かれている。同校の瓦は計2枚見つかっており、もう1枚は再び東塔で使われる。今年5月の校長講話で、当時、修学旅行などで訪れる機会の多かった県内の小中高校の児童生徒らが寄付し、校名が記されたことを紹介。生徒たちは「実物を見てみたい」と心待ちにしていたという。
瓦は職員玄関前に展示し、多くの生徒が集まった。今春の修学旅行で、薬師寺を訪れた3年は「古都とは縁がないと思っていたけれど、つながりがあってすごい。これからは薬師寺への思いや見方が違ってくると思う」と話していた。
諏訪地方で瓦が里帰りした学校は小中学校、高校計11校。
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