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珍鳥アカオネッタイチョウ保護 奄美大島、台風で飛来か

保護されたアカオネッタイチョウ=11日、龍郷町

 奄美大島で11日までに、珍しい海鳥のアカオネッタイチョウが弱った状態で見つかった。台風の影響で飛来したとみられ、龍郷町の「奄美いんまや動物病院」で手当てを受けている。同院の伊藤圭子獣医師(45)によると、大きなけがなどはなく、体力が回復すれば近日中に放鳥できる見込みという。

 アカオネッタイチョウはインド洋や太平洋に分布。成体は全身が白く、目や尾羽の周辺に黒い模様がある。赤色のくちばしと長い尾羽が特徴。環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類に指定されている。

 「奄美の野鳥図鑑」(NPO法人奄美野鳥の会編)によると、国内では東京都の硫黄列島と南鳥島で繁殖しており、台風に巻き込まれて北上して本州沿岸に迷い込むことがある。奄美大島でも台風の後に見つかったことが数例あるという。

 今回の個体は8日朝、大和村役場の敷地内で動けなくなっているところを、職員が「見慣れない鳥」がいるとして保護。野生動物の救護活動を行っている奄美いんまや動物病院に運び、アカオネッタイチョウであることが分かった。

 保護された個体は体重減少などがみられるもの摂餌や排せつもでき、体力が戻れば野生復帰できるという。伊藤獣医師は「元気に生息地へ帰ってほしい。台風の時期は迷鳥が飛来する可能性がある。弱った個体や死骸を見かけたら、記録のためにも関係機関へ連絡してほしい」と話した。

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