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熱気球フェス半世紀 10日開幕 上士幌に全国53チーム

 カラフルな熱気球が十勝の大空を彩る-。「北海道バルーンフェスティバル」(組織委員会主催)が半世紀の節目を迎えた。1974年、5機の参加で始まった同イベントは今回、初回の10倍超となる道内外の53チームが出場するまでに発展。開催地の上士幌町は「熱気球のまち」として、愛好者を中心に全国に知れ渡っている。第50回のバルーンフェスは8月10~13日、町航空公園を会場に行われる。

昨年開かれた第49回北海道バルーンフェスティバル(2019年8月)

 上士幌に熱気球がやって来たのは73年。牧場を経営する元町議の那須襄太郎さんの元に京都の学生が来町したことがきっかけだった。

 那須さんは「北海道バルーンフェスティバル」の生みの親で、熱気球を使って上士幌で地域活性と観光振興につなげようと思案。74年、第4回ひがし大雪牧場まつりに合わせて、日本初の熱気球イベント「第1回熱気球フェスティバル」を開催。5機の熱気球がエントリーし、4機が出場した。

 89年に現名称に変わり、93年には熱気球基地となる航空公園が完成。94年には上士幌高校熱気球サークルが「熱気球部」となるなど、若者にも徐々に波及。同年、フェスには歴代最多となる87チームが参加した。

 2010年には宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)、20年と21年には新型コロナウイルスの影響でそれぞれ中止となったが、関係者らの努力でバルーンの灯は消えることなく、節目を迎えた。

 今回のフェスの競技飛行は、8月10~13の4日間で計5回。午前5時半と午後4時。約20種類のタスク(種目)があり、当日の天候や風を見て判断する。14日午後2時からは賞金レースを行う。11、12日の午後7時半からは、熱気球のバーナーを一斉に点火する幻想的な光のショー「バルーングロー」が実施される。

 競技観戦の他、熱気球搭乗体験(大人2500円、小学生以下1000円)や、普段は入ることができないローンチサイト(競技エリア)の中に入ってバルーンを間近に見る「バルーン・ポンコタン」なども実施。飲食や物販のブースも設ける。紙飛行機作りやペットボトル工作なども日替わりで展開予定。

 町民球場ではキッチンカーが出店するほか、熱気球を見ながらほっと一息つけるバルーンカフェを設置。ミニ四駆大会や餅まき大会なども開催される。

 84年に実施した第11回大会に携わり、当時、町商工課長だった新木正巳さん(92)は「先人たちが大変な苦労をしてようやく大会が安定してきた。成功してほしい」と話している。

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