全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

宇部日報社

「ウィズアウトレコーズ」多層的な音の共鳴、70台のプレーヤーで奏でる、YCAM展示会場【山口】

 

ウィズアウトレコーズの制作経緯について話す大友さん(左)と青山さん(右、ビビストップヤマグチで)

70台のレコードプレーヤーによる音響インスタレーション作品「ウィズアウトレコーズ」が、山口市駅通り1丁目の山口情報芸術センター(YCAM)の展示会場「サテライトA」で公開されている。11月5日まで。

 同作はNHKドラマ「あまちゃん」のテーマソングなどで知られる作曲家の大友良英さんと美術家の青山泰知さん、エンジニアの伊藤隆之さんがYCAM5周年事業として2008年に制作。これまで国内外のさまざまな展覧会で披露されてきた。大友さんと青山さんの希望を受け、15年ぶりに市内での公開となった。 

 本来レコードをセットするターンテーブルに段ボールや金属の異素材を取り付け、複数のプレーヤーで振動音や擦過音の多層的な共鳴を演出。動きをコンピューターで制御することで、一度も同じ音の組み合わせにならないという。  公開初日の23日には、道場門前2丁目の創作スペース「ビビストップヤマグチ」で大友さんと青山さんのトークイベントが開かれ、制作の背景、作品の魅力などを来場者50人に伝えた。

 同作について2人は宮城県などでワークショップを開き、市民との交流により作品世界が広がったと語った。大友さんは「ウィズアウトレコーズは一般の人たちがプロの演奏家とは異なる形で即興音楽を奏でる面白さを表現できる」と話し、「YCAMスタッフの技術の高さで展示を実現できた。山口市民はYCAMがあることを誇りに思って」と呼び掛けた。

 展示に合わせ、アートに関するイベント企画に携わる人材育成事業「アルスコーレ」の参加者が、同じ仕掛けを使ったターンテーブル作品を制作。市中心商店街の店舗や市役所の14カ所に置かれ、作品が発する音と各場所の生活音の共鳴が30日まで楽しめる。

関連記事

紀伊民報社

木のぬくもりと開放感 防災や交流の新拠点 田辺市の新庁舎

 和歌山県田辺市の新しい庁舎が完成し、26日、報道関係者向けの内覧会が開かれた。大規模災害に備え、防災機能を強化。紀州材をふんだんに使い、木のぬくもりを感じさせる雰囲気となっている。5月7日から...

再整備で立ち入り制限 樽前山7合目駐車場と観光道線

樽前山(1041メートル)の登山道「東山コース」の再整備工事を控え、胆振総合振興局は26日、5月1日から同コースの工事区間に加え、苫小牧市の協力を得て7合目のヒュッテ駐車場と市道「樽前山観光道線」...

荘内日報社

鳥海ブルーライン開通

 鳥海山(標高2236メートル)の中腹を通り、遊佐町と秋田県にかほ市を結ぶ山岳観光道路「鳥海ブルーライン」(全長約35キロ)が26日、全線開通した。青空が広がる穏やかな天候の中、川崎、名古屋、富士山といっ...

GW陽気の幕開け おびひろ動物園夏季開園 親子連れ続々

 ゴールデンウイーク初日の27日、おびひろ動物園(稲葉利行園長)の夏季開園が始まった。この日の帯広市内は正午現在で25.9度の夏日を記録。快晴の下、帽子やサングラスを着用した多くの親子連れが桜...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク