全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

サシバ保全に向け生態調査へ 日本鳥類保護連盟 クラウドファンディングで寄付募る

越冬のため奄美大島に飛来したサシバ=2月24日、鹿児島県龍郷町(参考写真)

 絶滅が危惧されている渡り鳥サシバの調査と保全に向けて、公益財団法人日本鳥類保護連盟(東京都、小宮輝之会長)は20日、インターネット上で資金を調達するクラウドファンディング(CF)を開始する。鹿児島県奄美大島に飛来するサシバの移動ルートや繁殖地を把握し、年間を通した保全計画立案・実行につなげる。NPO法人奄美野鳥の会の鳥飼久裕副会長は「冬の風物詩として奄美の人にはなじみ深い鳥だが、島外では絶滅が心配されている。ぜひ関心を持ってもらいたい」と協力を呼び掛けている。

 サシバは小型のタカの仲間で体長約50センチ。「ピックイー」と甲高い声で鳴く。東北から九州地方で繁殖し、秋ごろに南下して南西諸島や東南アジアなどで越冬する。環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類。

 奄美では本格的な秋の訪れを告げる旅鳥として親しまれ、2021年の調査では、国内最大の越冬地とされる奄美大島に2千羽以上のサシバが飛来していることが分かった。今回のプロジェクトでは、奄美大島に飛来したサシバにGPS(全地球測位システム)発信器を装着し、衛星追跡で移動生態や移動距離などを調べる。

 CFの目標金額は300万円。GPSの購入費や人件費、事務作業費に充てる。媒体はREADYFOR(レディーフォー)で、期間は7月20日から8月31日まで。寄付に応じてサシバをデザインしたトートバッグやエコバッグ、サシバの羽を模したアクセサリーなどの返礼品を予定している。問い合わせ先は電話03(5378)5691日本鳥類保護連盟。

関連記事

「菖蒲湯」身清め香りで邪気払い 帯広・自由ケ丘温泉

 帯広市内の自由ケ丘温泉(自由が丘4、鳥谷繁樹代表)で5日、端午の節句に合わせて「菖蒲(しょうぶ)湯」が登場し、入浴客を楽しませた。  中国では厄払いや薬草としてショウブを湯に入れる風習があ...

長野日報社

観光客らに癒やし 諏訪湖畔「かりん並木」花見頃 長野県諏訪市

 長野県諏訪市の諏訪湖ヨットハーバー近くの「かりん並木」で、淡いピンク色のマルメロの花が見頃を迎えた。サイクリングロードや市道湖岸線を行き交う地域住民や観光客らの目を楽しませている。  市に...

北羽新報社

萌え立つ高山 「みどりの日」に登山、心地よい汗 藤里町

 白神山地世界遺産センター藤里館活動協議会の「みどりの日の集い 高山登山」は4日、藤里町内で開かれた。高山(388㍍)山頂を目指した参加者たちは木漏れ日の中、山野草を観察しながら登山道を登り、...

春季大祭開幕でにぎわう豊川稲荷

 豊川市の豊川稲荷で4日、春季大祭が始まった。みこし渡御や稚児行列などあり、大勢の参拝客でにぎわった。5日まで。  豊年祈願祭とも呼ばれ、豊作を願う。「豊年じゃ、豊年じゃ」の掛け声が特徴のみ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク