市制100周年記念事業の絵本制作が本格化【宇部】
作家選定方法など確認
宇部市は市制施行100周年記念事業の一環として、市の歴史が学べる絵本制作に取り組んでいる。2024年度末までに完成させる予定で、500部印刷し、インターネットでのデジタル配信も想定している。今年度の第1回制作委員会が14日、市役所であり、今後のスケジュールと制作方針について確認した。
制作委は昨年度、市教育委員会所管で立ち上がり、3回の会合で構成内容の他、制作業者の選定方法などを議論してきた。今年度からは市長部局の総合政策部所管となったことを受け、篠﨑圭二市長が改めて山本安彦委員長ら7人の委員に委嘱状を交付。「絵本制作は、市長としても父親としても楽しみにしている。市の歴史の勉強、古里を愛する心を育むものになることを期待している」と述べた。
構成内容については、昨年度の話し合いで決めた絵にしたい市の歴史を表す20の場面を、今後選定する絵本作家に示して参考にしてもらうことを確認。事務局からは、作家選定は公募型プロポーザルで実施することが示された。山本委員長は「いよいよ事業がスタートする。面白い絵本を作っていきたい」と話した。(久保)
委員会のメンバーは次の通り。(敬称略、かっこ内は所属団体など)
▽委員長=山本安彦(こどもと本ジョイントネット山口・21) ▽副委員長=早川加代子(グリムの会) ▽委員=内田鉄平(宇部地方史研究会)脇彌生(市ふるさとコンパニオンの会)安井敬子(市観光コンベンション協会)堀宏治(市教委学校教育課)林直子(市民公募)
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