アイホ教室や交流期待、町と北海道ワイルズ包括協定【標茶】

包括連携協定を締結し、手を取り合う佐藤町長(左から2人目)と山田代表(中央)
【標茶】町は29日、釧路市を拠点に活動するプロアイスホッケーの新チーム「北海道ワイルズ」と地域活性化や青少年健全育成などを盛り込んだ包括連携協定を締結した。連携協定締結は町が昨年12月の「ひがし北海道クレインズ」に続き2チーム目で、ワイルズは今回が初めてとなる。
ワイルズは給与の支払い遅延が発生したひがし北海道クレインズを離脱した選手、監督らが所属し、アジアリーグ参戦を目指して加入申請している。氷上練習やシーズン開幕に向け、26~29日までの4日間、町内で合宿を実施。チーム側が合宿の継続やスポーツ振興、地域活性化などのため、協定締結を申し出ていた。
この日は町役場で締結式が行われ、町側から佐藤吉彦町長、青木悟教育長、チーム側から山田謙治代表取締役、岡本博司専務取締役、篠原秀則ゼネラルマネジャーが出席し、佐藤町長と山田代表が協定書に署名。佐藤町長は「協定を契機に標茶の子供たちや町民と交流を深めてほしい。アイスホッケー教室もやってもらいたい」と今後の活動に期待を込めた。
アジアリーグ参戦はまだ不透明な状況で、山田代表は「今回は本当に温かく迎え入れてくれた。力強い協力関係を構築したい。町との協定締結は大きい。選手が活躍できる場を全力を尽くして用意し、アジアリーグにも呼び掛けたい」と述べた。
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