全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

釧路新聞社

クレインズ、遅配解消にめど 破産手続き棄却へ【釧路】

 釧路を本拠地とするアイスホッケークラブチームのひがし北海道クレインズの選手、スタッフ、出資者が、同チームを運営するひがし北海道クレインズ株式会社(田中茂樹代表取締役社長)に対し、債権者として破産手続き開始の申し立てをした問題で釧路地裁は7日、審尋を行い、クレインズが遅配解消のめどが立っていると説明した。同地裁はクレインズの未払金の支給、返済の確認を経て、破産手続き開始の申し立てを棄却する見通し。

 田中社長と債権者の代理人弁護士によると、選手とスタッフの未払い分の給与総額1500万円と、個人出資者が返金を求めている2000万円の合計3500万円について、クレインズを支援する関係者が金融機関から借り入れてクレインズに貸し付け、債権者に支払う。クレインズは今週末にも手続きが完了するとしており、同地裁は未払いの解消を受け、破産手続き開始の申し立てを改めて判断。破産原因が認められないとした場合、申し立ては棄却される。

 釧路新聞社の取材に対し田中社長は「支援者の協力があり、選手たちへの給与遅配を解消できる」と感謝。さらに「4年前のきょうはひがし北海道クレインズがアジアリーグに加盟した記念日。リーグ開幕は迫っている。準備を進めていく」と前を向いた。半面、釧路を本拠地とする新チームを設立し、アジアリーグへの新規加盟を目指す株式会社北海道ワイルズの山田謙治社長については、破産手続き開始の申し立てを主導したとして非難。「多大な損害を被った。黙認するわけにはいかない」と法的措置も辞さない構えを示した。

 審尋後、取材に応じた山田社長は「一連の申し立てと新チームの設立準備は、選手たちの環境改善が原点にある。まず、しっかりと未払いが解消されるかを見届ける」と話した。一方で新チームを立ち上げたとしても、9月開幕のアジアリーグ参戦は難しい状況となっているが「クレインズの現状は安定経営とはほど遠い。仮にスタートを切れてもいつ、再び遅配が発生してもおかしくはない。釧路のアイスホッケーの火を守っていくためにも新チームをつくり、新規参戦に向けた体制整備をしていく」と力を込めた。

関連記事

アジアパラへ豊川高の中根さん出場

竹本市長表敬、意気込み語る  杭州2022アジアパラ競技大会の100㍍背泳ぎS8クラスに、豊川高校1年の中根暖さん(15)=豊橋市西幸町=が出場する。3日、豊川市役所を訪れ、竹本幸夫市長に「自己ベ...

荘内日報社

「湯ったり号」本格運行スタート 乗合タクシー 鶴岡市温海地域の新たな足確保 ..

 鶴岡市温海地域で2020年に路線バスが廃止・縮小されたことを受け、地域住民の新たな足となるよう試験運行が進められていた温海地域乗合タクシーが2日、本格運行を開始した。愛称は「湯ったり号」に決まり、同日...

「無添加スイーツ」サツマイモ 帯広市内の専門店「十芋」

 「食欲の秋」が到来-。秋はさまざまな食材が旬を迎え、色鮮やかな紫色のサツマイモの新芋はホクホク食感が楽しめる。毎日食べるというほど“サツマイモ愛”にあふれ、昨年7月、帯広市西21南3に「さつまいも...

宇部日報社

古地図で厚狭をガイド 語り部の会が旧山陽道など【山陽小野田】

 古地図を使ったガイドウオーク「古地図を片手に、まちを歩こう。」のスタンプラリーが、おいでませ山口観光キャンペーン推進協議会の主催で行われている。県内と島根県益田市の全38カ所のうち、山陽小野...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク