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サクラマス養殖試験4度目の挑戦 大樹・旭浜漁港

 大樹町内の旭浜漁港で16日、養殖試験用サクラマスの稚魚の放流作業が行われた。同養殖試験は2020~22年度の3カ年計画で実施されたが、しけや赤潮の影響で出荷には至らなかった。いわば再スタートで、関係者は「最後まで育て上げたい」と意欲を見せている。

サクラマスの稚魚をいけすに投入する研究会のメンバーら

 大樹漁協(神山久典組合長)と、同漁協所属の若手漁業者らによる研究会の取り組み。サクラマスを年末の需要期に出荷し、新たな収入源にするのが目的だ。

 第1期の養殖試験では、20年度はしけ、21年度は赤潮が発生し失敗。昨年度は順調に生育したが、出荷目前の11月下旬に大しけが直撃、魚体がいけすの網に打ちつけられて「傷もの」になってしまった。

 出荷はしなかったが、稚魚がある程度生育することは確認でき、養殖試験は継続することに。同漁協の第11次中期経営計画(23~25年度)にも養殖試験の実施を盛り込んだ。

 用意した稚魚は約2000匹で、全て雌(300グラム超)。16日の作業には、町、道からの応援を含めて15人が参加し、ホースを使って漁港内に設置した5メートル四方のいけす4基に次々と稚魚を投入した。作業は17日も続けられた。

養殖用のいけすに投入したサクラマスの稚魚

 同漁協では「昨季は雄雌混合で行ったが、成熟が進む分、成長が止まってしまった。今回は雌のみとし大きく育てたい」と説明。夏場には10メートル四方のいけすを新たに導入し、成長した稚魚を移して伸び伸びと育てるという。

 研究会の高橋良典会長(44)は「過去3年の試験で、港内が必ずしも安全な場所でないことが分かった。12月の出荷にこだわらず、適切なタイミングで水揚げしたい」と話している。

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