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長野日報社

小津映画の音楽に焦点 蓼科でコンサート

小津映画の音楽を楽しんだコンサート

 日本映画界の巨匠、小津安二郎監督(1903~63年)の作品に流れる音楽に焦点を当てたコンサート「小津映画を奏でる」が27日、小津監督が晩年の仕事場にした茅野市郊外の蓼科高原で開かれた。中高年の映画愛好者ら約50人が訪れ、斎藤民夫&サイトウ・メモリアルアンサンブルの演奏と解説を通じて、小津監督の音楽に対する思いに理解を深めた。  斎藤さんは、「東京物語」(53年)から「秋刀魚の味」(62年)まで小津映画の音楽を手掛けた作曲家、斎藤高順(1924~2004年)の次男。長女の内藤景子さん(バイオリン)らアンサンブルから5人が出演し、チェロやホルン、アコーディオン、ピアノで劇中に流れた高順の楽曲や小津監督が愛したポルカなどの音楽を披露した。  曲の合間には、映画のあらすじや楽曲が誕生したいきさつ、小津映画音楽の逸話を斎藤さんが語った。小津監督は「僕は登場人物の感情や役者の表現を助けるための音楽を希望しない」と話していたという。場面に合いすぎる音楽は「映画のバランスが崩れる」とし、場面や感情を左右しない「いつもお天気のいい音楽」を求めていたという。  コンサートは、9月16~24日に同市で開く「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」の第20回を記念した初企画で、ダイキン工業のセミナーハウス「ダイキンオードシエル蓼科」で行われた。来場者はすり鉢状のコンサートホールに座り、小津監督が愛した明るく軽快な旋律に耳を傾けていた。

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