GW幕開け 動物たちも“お出かけ” おびひろ動物園
満開の桜をめでながら動物を見て回る来場者
春の大型連休がスタートした29日、おびひろ動物園(帯広市緑ケ丘2、稲葉利行園長)でも夏季営業が始まった。同日午前11時の帯広の最高気温は12.6度。やや肌寒い中だったが、園内には子供たちの明るい笑顔があふれた。
同園では、午前9時の開園とともに、今年オープン予定で現在工事中のビジターセンター横の正門から、家族連れらが動物たちの元へ駆け出していった。待望の一般公開にこぎ着けたユメタ(雄、10カ月)など親子3頭のキリンは、午前9時半ごろ、飼育員の「大きい声を出さず、温かく見守って」という呼び掛けの後、柵の前に集まった50人ほどの来場者の前に姿を見せた。
父メープル(8歳)、母ユルリ(6歳)とユメタを柵で分離しての公開。キリンに会うのを楽しみに来園し、最前列のベンチで待っていた鹿追町の女児(4)は、「出てきた! かわいい!」と大興奮だった。
この春から仲間入りしたインドクジャクのジェード(雄、10歳)やフラミンゴは、鳥インフルエンザ感染予防対策のため室内での展示となった。稲葉園長は「今年はばん馬やマンドリルもやってくる。魅力アップに努めていきたい」と意気込んでいた。同園の夏季営業は11月5日まで。
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