清掃活動連続1000日を達成 田中さん「まだまだ拾い続ける」
ボランティア清掃には観光客も含め、多くの賛同者が参加してごみを集めた=27日午前、桃里の海岸
「アースクリーン」として2020年7月からボランティア清掃活動を続ける田中秀典さんの連続記録が27日で1000日を迎えた。この日は、午前6時から桃里の海岸を清掃。賛同する仲間たち約40人でビーチクリーンを実施した。ビーチクリーンがきっかけで知り合った「石垣 鮨 北倉」の北倉久義さんは、参加者らにいなりずしなどを振る舞った。
岐阜県出身の田中さんは、ビーチクリーンツアーなど環境保全事業を行う合同会社縄文企画の代表を務める傍ら、レジ袋が有料化した2020年7月1日から島内での清掃活動をスタート。「一人だとちっぽけなことに見えるが、大勢集まれば活動は広がる」と拾い続けてきた。
台風の日などビーチにいけない日は、自宅付近のごみを集めるなどして欠かさず実行。「これまで続けてこられたのは、活動を通して人との出会いがあったこと」と振り返り、「きょうで一つの区切りになったがまだまだ拾い続ける。今後は、集めたごみで天板や角材をリサイクルし、それを材料にしてベンチやテーブルを作り、より多くの人にごみ問題を知ってもらいたい」と意気込んだ。
神戸市から観光で参加した藤田玲子さんは子どもたちとビーチクリーン体験。「初めて石垣島に来たが、想像以上にごみが漂着していて驚いた」と話した。
関連記事
茅野市宮川、金沢で猿被害増加 効果的「追い払い」へ市が調査開始 長野県
長野県の茅野市宮川、金沢でニホンザルによる農業や農産物への被害、目撃情報が再び増え始めており、市農林課が調査を始めた。今月上旬、同市宮川地区内の山林の入り口付近におりのわなと監視カメラを設置した。...
全国出場へ投票呼びかけ うまいもん甲子園 敗者復活戦で神島高
高校生が独自レシピの料理を競う「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の近畿エリア大会で敗れた神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)が、11月にある決勝(全国)大会出場を懸けた敗者復活戦で協力を...
王子サーモンがニジマス養殖 「北海道大雪サーモン」ブランド化へ 来月中旬か..
苫小牧市有明町の北海道工場で水産品を製造・販売する王子サーモン(東京)が、上川管内上川町でスモークサーモンなどの原料になる道産ニジマスの養殖を進め、10月中旬にも自社ブランド「北海道大雪サーモン」...