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北羽新報社

能代港・秋田港洋上風力発電所の完成祝い竣工式

くす玉割りで能代港・秋田港洋上風力発電所の完成を祝った竣工式(能代市文化会館大ホールで)

 丸紅が主導する特別目的会社「秋田洋上風力発電」(秋田市、AOW)が建設した能代、秋田両港洋上風力発電所の竣工(しゅんこう)式が23日、能代市文化会館大ホールで行われた。施工業者ら約300人が参加し、工事中断など紆余(うよ)曲折を経ながら完成した総出力約14万㌗の大型風力発電所の運転開始を祝い、今後20年間の安定的な操業を願った。

 洋上風力プロジェクトは2年2月に着工。能代港の洋上風車20基は昨年12月、秋田港の13基は今年1月に運転開始した。商業ベースでは国内初となる大規模な洋上風力で、総事業費は約1千億円。
 竣工式には国、県、施工業者、漁業関係者らが参加。AOWの岡垣啓司社長は、同プロジェクトが国内の洋上風力拡大の試金石として国内外から注目されてきたことや、3年8月に海上作業船内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し3カ月余りにわたり工事を中断されたことなどを振り返りつつ「今後20年間にわたり安定的な操業を通じ地域社会と共生し、地域発展に貢献すべく粉骨砕身の努力をする決意」と述べた。
 来賓の斉藤市長は「先駆的な本事業で雇用の場が創出され、各地からの視察が300人を超えた。能代山本はチャンスを迎えている。この機を逃せば、この地域は今まで通り遅れたままとなることを危惧する。全力を挙げてこのチャンスを手にしたい」、佐竹知事は「洋上風力のモデルケースとして地域共生や産業振興などメリットが顕在化することを期待する」と述べた。
 施工業者である鹿島建設の天野裕正社長、住友電気工業電力プロジェクト事業部の山下真次長、ベスタスアジアパシフィックのパービン・パテル社長に感謝品を贈ったほか、丸紅の柿木真澄社長、大林組の蓮輪賢治社長らも加わったくす玉割りのセレモニーで両港風力発電所の完成と運転開始を祝った。夕方には秋田市で竣工記念レセプションを開いた。
 能代、秋田両港の洋上風力発電は、県が平成26年度に両港湾区域で発電事業者を公募して丸紅が選ばれ、27年度に開発調査を開始。28年度に丸紅がAOWを設立した。ほかに大林組、東北電力、関西電力、中部電力、秋田銀行、大森建設など12社が資本参加。1㌗時36円で東北電力ネットワークに20年間売電する。

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