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長野日報社

諏訪湖の御神渡り観察1週間 全面結氷なく寒波に期待 長野県

水温や氷の厚さを測るため、氷斧(こおりよき)を振り下ろす八剱神社の氏子総代=諏訪市豊田の諏訪湖で

 諏訪湖の御神渡り(御渡り)観察は13日で1週間となる。前年は観察3日目に諏訪湖が全面結氷したが、今季は日中の気温上昇もあってか、護岸から沖合数十メートルまで薄氷が張る程度。御神渡りの前兆も見られない厳しい状況が続くが、御神渡りの判定と神事をつかさどる八剱神社(長野県諏訪市小和田)の氏子総代たちは、5季ぶりの出現を願いながら、夜明け前の凍てつく諏訪湖に通い続けている。

 同神社によると、氷点下10度が3日続くと、諏訪湖は全面結氷する。夜と昼の寒暖差で膨張と収縮を繰り返すことで割れ目がせり上がる。湖の南北に走る氷脈を御神渡りと呼び、諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへ通った道筋と信じられてきた。

 観察は6日から始まり、諏訪市豊田の舟渡川河口近くで午前6時30分から気温や水温、湖面の状況を記録している。12日の気温は氷点下9.2度で今季一番の冷え込みとなり、2日続けて氷点下10度近くになったが、厚さ7~9ミリの薄氷が護岸から沖合約20メートルにかけて張る程度だった。

 気象庁によると、この1カ月の諏訪の真冬日は”クリスマス寒波”が到来した昨年12月23日の1日のみ。日中は暖かい日が多く、7度以上に上昇した日が3日もあった。今週末にかけて寒さが緩む予報だ。

 宮坂清宮司(72)は「天気が良く水温も2度前後。凍る条件としては整っている。マイナス9度ぐらいで真冬日が続いてくれたら大寒に向けて期待が持てる」と語る。結氷の進み具合が「かつてと違うと感じる」とも話し、湖の東側で結氷が進み、西側が凍りにくい現状を指摘する。地球温暖化や湖の環境変化の影響に思いをはせた。

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