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クシムリ御嶽の神司交代 20年ぶりに「ツギユリ」 西表祖納

神司交代後、拝所で祈りをささげる神司の田村心さんと出盛幸子さん=22日、クシムリ御嶽

 【西表】祖納のクシムリ御嶽の「ツギユリ(神司交代式)」が22日、20年ぶりに冬至の日に合わせて行われ、神司の出盛幸子さんとチヂビの古見代志人さんから、代志人さんの孫の田村心さんと、息子の古見浩之さんに引き継がれた。

 先代の田盛雪さんの伝承に習い、心さんは白朝衣(シルチョウシン)の下には七カサビ(7枚のスデイナ)を纏い、23歳の神司が誕生した。幸子さんは代々引き継がれているジーファーを外すと心さんの髪にさした。心さんは拝殿に線香をたて、チヂビの浩之さんとともに祈りをささげた。

 拝殿での引き継ぎ後は、幸子さんと心さんがともにイビ(拝所)へ行き、幸子さんが見守る中、心さんが祈りをささげ、神司の交代を伝えた。

 御嶽に戻ると、幸子さんは「みなさんのおかげで務めることができました」と感謝し、ホッとした表情を見せた。代志人さんが20年間神司の大役を務めた妹の幸子さんをねぎらうと、幸子さんの目から涙がこぼれた。

 式で心さんがまとった衣はすべて西表の植物染料と繊維を使い、地元の紅露工房で制作された。今後まとう白朝衣は「自分で織りたい」と心さんは決意し、来年織る予定にしている。また、心さんの座る円座は、星公望さんが製作した。

 祖納公民館代表のあいさつで、成屋御嶽のチヂビでもある那良伊孫一副館長は「御嶽では女性の神司が大切なのはもちろん、男性のチヂビがしっかりと支えることが大事」と話した。

 地域の那根操さんが乾杯の音頭をとると、場は厳粛な雰囲気から和やかになり、集まった人たちはともに大きな節目の日を喜んだ。(曽根田容子西部通信員)

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