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復帰運動の歴史知って 晨原教育長(大和村)が自作の読本寄贈 25日の記念の日を前に奄美図書館

日本復帰運動に関する自作の読本を奄美図書館に寄贈した鹿児島県大和村の晨原教育長(左)=20日、同県奄美市名瀬(提供写真)

 25日の奄美群島日本復帰記念の日を前に、鹿児島県大和村の晨原弘久教育長は20日、自身が制作した日本復帰運動に関するイラスト付き読本を奄美市名瀬の県立奄美図書館に寄贈した。同館の加峯美由紀館長は「とても分かりやすく書かれていて、子どもから大人まで読んでいただける。郷土の歴史を知ってもらうために活用したい」と感謝した。

 読本のタイトルは「島人が成し遂げた無血革命 奄美群島日本復帰運動」。子どもたちの郷土学習に役立てようと、晨原教育長が約3カ月間かけて文献調査や文章・イラスト制作に取り組んだ。完成した読本は10月に発行し、大和村内の小中学校などに配布した。

 内容は戦前から戦後にかけての奄美の歴史。太平洋戦争が起こった経緯や、戦後アメリカ軍の統治下に置かれた奄美の人々の生活、群島民が団結した日本復帰運動などが写真やイラストとともに詳しく説明されている。子どもでも読みやすいよう、文中には簡単な表現やふりがなを使い、専門用語には注釈を付けて解説文も表記した。

 晨原教育長は「若い世代は奄美の歴史を知らない人も多い。読本を通して先人たちの偉業を広くみんなで共有し、誇りに思ってもらえれば」と語った。

 同館に寄贈された読本は、奄美群島に関する資料を扱う郷土コーナーで展示・貸し出しを行う予定だ。

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