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五感で感じる奄美の森 生態系への理解深める 龍郷町子ども博物学士講座

葉に当たる雨の音や土の匂いを感じながら、森の散策を楽しんだ参加者=17日、鹿児島県龍郷町の奄美自然観察の森

 奄美の自然や文化を学び感性を育む鹿児島県龍郷町の「子ども博物学士講座」が17日、同町の奄美自然観察の森であった。「五感で感じる奄美の森」をテーマに、親子ら64人が雨の森を散策。動物の鳴き声や生い茂る植物など豊かな自然を体いっぱいに感じながら、奄美の森の生態系について学び理解を深めた。

 同町では地域ぐるみ青少年育成事業として2005年から毎年、小中学生を対象に「子ども博物学士講座」を実施している。今回は22年度の第5回(全7回)。

 講師は自然観察指導員の川畑力さんと納明朗さん。「普段は気付かないものを、五感を集中させて探してみよう」と呼び掛けた。子どもたちはシイの実を割って味わってみたり、池の中のシリケンイモリを観察したり、大きなクワズイモの葉に触れてみたりと元気いっぱいに森を探検。アコウやガジュマルは他の樹木を絞め付け枯らせてしまうことから「絞め殺しの木」と呼ばれることや、シイの木が森の動植物に衣食住を提供する大切な存在であることなども学んだ。

 川畑さんは「海も山も川もすべてつながっている。小さなことでもいい、一人ひとりが自然を守るために出来ることを実践して、豊かな自然を未来へつないでいこう」と語り掛けた。

参加した子どもたちは「アコウの『絞め殺し』という名前にびっくりした」「ヤッコソウを見つけた」と笑顔で話した。

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