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浜松・秋葉神社の修復事業 彫刻の修理完了 長野県諏訪市に残る下絵基に仕上げ

 2018年の台風で損傷した秋葉山本宮秋葉神社(静岡県浜松市)の神門の修復事業で、神門上部の彫刻の修理が完了した。江戸時代に諏訪を本拠地に活躍した名工、立川和四郎富昌が1831(天保2)年に建てた神門で、仏教に由来し極楽にいるとされる鳥「迦陵頻伽(かりょうびんが)」などの彫刻11点は、長野県諏訪市博物館が所蔵する下絵図を基に修理した。

 神門は1943(昭和18)年の大火を逃れ、同神社に残る江戸時代唯一の遺構。現在は、台風で倒木被害を受けた神門の保存修理を行っており、来年3月に完成予定となっている。門の完成に先立ち、修理が終わった彫刻を一般公開した。

 彫刻は神門正面にあった迦陵頻伽のほか、獅子(しし)、力人(りきじん)、欄間装飾(らんまそうしょく)。迦陵頻伽は上半身が天女、下半身が鳳凰の姿をしており、木製の彫刻で長さは3.9メートル。羽は4層構造で立体的に仕上げ、天女の羽衣のひだは柔らかな曲面で表現している。

 保存修理に向け、昨年4月に河村基夫宮司、工事を手掛ける社寺建築専門の天峰建設の澤元教哲社長、彫刻師の澤元清延さんが諏訪市博物館を訪れ、立川流の建築や彫刻の研究者、涌井みち子さん=同市湖南=の案内で下絵図を細部にわたって確認した。

 彫刻は27日まで同神社上社社務所内で展示している。涌井さんは18日に同神社を訪問。「下絵図を基に忠実に修理し、現代によみがえらせてくれた。素晴らしい技術に感謝したい」と話していた。

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