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訓練公開に多くの住民 徳之島で日米共同演習

訓練後に行われた自衛隊の装備品展示=18日、鹿児島県徳之島町の花徳浜

 自衛隊と米軍の日米共同統合演習「キーン・ソード23」は18日、鹿児島県徳之島町の花徳浜で実施した着上陸訓練を一般にも公開し、装備品展示も行った。徳之島での日米共同演習は初めてとあり、多くの住民が海岸を訪れ訓練の様子を見守った。一部からは、訓練に理解を示しながらも緊迫する国際情勢に触れ複雑な思いが聞かれた一方、陸自関係者は徳之島を訓練の適地と位置づけ、今後の訓練実施に意欲を示した。

 訓練後に展示されたのは着上陸訓練で用いられた陸自水陸機動団の水陸両用車のAAVなど。会場では訓練を終えた隊員らが来場客を案内し、装備について説明する姿が見られた。展示ブースのテントでは同日の訓練の様子の動画の紹介と、訓練についての解説も行われた。

 訓練前には、安全確保と地域貢献のため自衛隊員約40人が約4時間かけて海岸清掃を実施。2007年に自衛隊員4人が犠牲になった徳之島町内のヘリ墜落事故現場や慰霊碑周辺での清掃活動も行った。

 陸自水陸機動団の永翁治彦広報班長(53)は「これだけ大がかりな訓練ができる場所は国内では限られており、徳之島は住民の自衛隊に対する反応も良好」と話し、徳之島が訓練地として適していることを説明。「島民の理解が得られるならば、漁業や環境への影響を考慮した上で、今後も訓練をさせてもらいたい」とも話した。

 6歳の息子と一緒に花徳浜を訪れた徳之島町の女性(35)は「自衛隊の車両を見た息子から『徳之島でも戦争するの』と聞かれ、『しないし絶対させないよ』と答えたが、ドキッとさせられた。訓練や自衛隊に否定的な考えはないが、ウクライナなどの情勢を見ていると深く考えないといけない問題だと思った」と複雑な心境を語った。

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