元空港跡地に整備された約３００台分の搭乗者専用駐車場（和歌山県白浜町で）

　南紀白浜空港（和歌山県白浜町）を離着陸する旅客機の９月の搭乗者数は１万７８７９人で、９月の最多だった２０１９年を２７２４人上回った。これで本年度は４月から６カ月連続で月別の過去最多更新となった。
　空港を運営する南紀白浜エアポートによると、本年度の搭乗者は６カ月で１０万９７７０人となっており、年間で過去最多を記録した１９年度（１７万７１３５人）の同期間と比べ１万９２２８人（約２１％）多い。このペースで進めば、本年度は２０万人を超える。

■駐車場を増設

　搭乗者増加に対応するため同社は、空港から徒歩５分の高台にある旧空港跡地に駐車場を約３００台分増設した。搭乗者専用で使用は無料。これに伴い、既存の駐車場（２２０台分）は有料化した。
　同社によると、搭乗者の増加に伴い土、日曜や祝日を中心に既存駐車場が満車になることが多くなっていた。隣接する空港公園内でビジネス拠点が開業するなど、さらに車の増加が見込まれるため増設した。
　増設に合わせ、既存の駐車場は送迎時などを考慮し、１時間以内は無料。１時間当たり２００円、３６時間までは最大千円などとなっている。現金、クレジットカード、電子マネーが利用できる。
　料金に関する問い合わせは、タイムズ２４（０６・６２０９・８９２４）へ。