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荘内日報社

大手門に通じる土橋の一部検出 鶴岡 鶴ケ岡城跡発掘調査説明会

 鶴岡市の鶴ケ岡城跡発掘調査説明会が12、13日の両日、鶴岡公園そばの同市馬場町の現地で行われた。城跡の東側で大手門に通じる出入り口部分の土橋の基礎跡が検出され、調査した県埋蔵文化財センターの担当者は「藩主が参勤交代などの際は、この土橋を通っていたと考えられる」と説明した。

 検出されたのは、大手門前の堀と防御拠点の「馬出(うまだし)」の堀の間にあった土橋の一部。古絵図で馬出とともに存在は知られていたが、遺構が確認されたのは初めて。基礎跡は、最長約2メートルの丸太状の杭(くい)約100本が南北方向に約13メートルにわたって打ち込まれて横板が渡され、赤川の川石などとみられるこぶし大の石が埋め込まれていた。土橋の崩落を防ぐ土留めとみられる。さらに、発掘区域では鶴ケ岡城が整備される以前の中世の溝跡のような痕跡も確認された。

 説明会で同センターの草野潤平主任調査研究員は、土の堆積や杭の打ち方などから、「時代によって土橋が修復されたり造り変えられたりした可能性がある」と解説。今後、杭に使った木の種類や年代測定などを進め、年代ごとの土橋の形状なども調べる予定。

 鶴ケ岡城は、元和8(1622)年10月の酒井忠勝(ただかつ)公の入部で酒井家の居城となり、大手門築造後の1650年代頃に馬出などが造られたとみられている。城は1876(明治9)年に取り壊された。発掘調査は道路拡幅工事に伴うもので、昨年11月には馬出の一部と推定される石積みの遺構が見つかり、同市の金峯山で採掘された花こう岩類の「金峯石」も検出された。同センターは今年6―10月に馬出の遺構隣接部分で追加調査を行っている。

鶴ケ岡城大手門に通じる土橋の基礎跡が見つかった発掘調査現場=12日の現地説明会

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