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「パラコレ」全国へ 帯広発の障害者ファッションショー

昨年11月に帯広で初開催された「パラコレクション」の様子。反響が大きく、全国での実施につながった

 日本理美容福祉協会帯広センター代表の森田浩幸さん(56)=帯広市=が昨年11月、帯広で初開催した障害者のファッションショー「パラコレクション」が、全国に広がりを見せている。今後、全国6カ所で開かれる予定で、森田さんは「障害者理解の振興を目指すとともに、パラコレモデルがショーで自信を得て、自立への一歩を踏み出してくれれば」と話している。

横浜や名阪で
 正看護師の資格を持つ森田さんは、同協会の教育担当理事、全国講師会会長として、身体介助が必要な人などに対応できる「福祉理美容士」の養成に取り組んでいる。

 「障害は個性の一部。それがきっかけで活動を制限してほしくない」との思いがあり、「当事者が個性を出し、おしゃれの楽しさを味わうことで人前に出ていけるようにしたい」とファッションショーを企画した。帯広で開かれたショーでは、車いす利用者の男女3組がウエディングドレスや着物を着て登場。参加者からは「かわいいドレスを着て楽しかった」と好評で、約100人が来場するなど大きな反響を呼んだ。

 協会関係者や森田さんと交流のある人たちが「パラコレを開きたい」と意欲を示し、今年12月には横浜市、2023年は札幌市と大阪市、24年は和歌山市、25年は名古屋市、滋賀県米原市での開催が決まっている。

 森田さんは「パラコレクション」を昨年12月に商標登録に出願、今年9月に商標登録された。「モデルになった当事者がパラコレモデルという称号を得ることで、本場のパリコレモデルのように社会で活躍し、それが当たり前になる世界になってほしい」と願う。

 森田さんはイベントを総合的に監修する主宰者の立場。主催は各地の団体が行うが、さまざまな分野や形式でのショーになることに期待を寄せる。「最終的には全国のパラコレモデルが集まり、東京の日本武道館で多様性に富んだパラコレクションを開催したい」と大きな夢を描いている。

 パラコレの問い合わせは森田さん(090・1386・6311)へ。

「パラコレをきっかけに、障害がある人が自信を得てほしい」と話す森田さん

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