粘土で作った和菓子 プロの手で“本物”に 三川中2年生と和菓子職人コラボ
「出来上がり楽しみ」11月3日・みかわ秋まつりで販売
左から遠州屋の齋藤さん、石川さん、五十嵐さん、上野さん、澁谷さんと「おかしなおかしや」の後藤さん
三川町横山の三川中(橘正敏校長)の2年生が粘土で作った和菓子を2人の和菓子職人が「本物」に仕上げる。今年7月、3年生の作品を本物にして販売したところ「繊細なデザインが素晴らしい」「食べるのがもったいないほど」と好評を得た。今回はそれに続く第2弾。「おかしなおかしや」を主宰する後藤麻利恵さん(36)=鶴岡市宝田二丁目=と遠州屋の齋藤侑さん(24)=鶴岡市本町三丁目=が手掛け11月3日、町体育館で行われる「みかわ秋まつり」で販売する。
2年生58人が美術の時間で粘土を材料に和菓子制作に取り組んだ。後藤さんと齋藤さんが、すべての作品を審査。石川叶翔さんと五十嵐研象さん、澁谷悠晴さん、上野美憂さんが作った作品4点を「本物にする候補作」として選んだ。
本物の和菓子に仕上げて販売する候補作4点
石川さんの作品タイトルは「穂(ほお)う…大した稲ですね」。夕日に映えるたわわに実った稲穂を表現したという。上野さんの「夜空の月」は「窓から見える冬のお月様と雪をイメージしてみた。本物になるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
審査した後藤さんは「どれも感性あふれる素晴らしい作品ばかり。今回も候補作の絞り込みが難しかった。これから試作段階を経て仕上げたい」、齋藤さんは「五十嵐君の作品を選ばせてもらったが、中秋の名月が思い浮かぶようなデザイン性にひかれた。忠実に再現したい」と語った。
4つの候補作はこの後、後藤さんと齋藤さんが練り切りをベースにそれぞれ30個ずつ「本物の和菓子」に仕上げ、1個300円(税込み)で販売する。なくなり次第終了。会場では今回、採用されなかった他の生徒の力作も展示する。
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