新オフィスでの業務を開始した徳之島町おもてなし観光課の職員（提供写真）

　鹿児島県徳之島町の「おもてなし観光課」は９月２６日、亀徳新港待合所２階に移転し、業務を開始した。町の玄関口となる同港にオフィスを構えることで、来島客への対応など観光業務の強化と合理化を図る。同課の職員５人は「港を明るくしたい。徳之島観光で分からないことがあったら遠慮せず足を運んで」と呼び掛けた。

　同課は、徳之島の世界自然遺産登録を機に、地域営業課の商工観光係と、企画課の世界自然遺産係、自然保護係の３係を分離統合して今年度新設された。主に町の観光ＰＲや各種イベントの運営、自然保護に関する業務を担当している。

　待合所は県が所有していることから、出先機関として町が借り上げた。吉田広和課長は「以前は港からタクシーに乗って役場まで訪れた観光客もいて申し訳ないと思ったこともあったが、港なら到着した人たちにすぐに対応できる。観光客を気持ちよく迎えられるよう明るく訪ねやすい職場にしたい」と話した。