西武・水上投手受賞 月間MVP記念の盾公開 長野県宮田村役場

水上選手の7月月間MVP受賞に伴い、村役場のウエルカムリビングで展示公開されている記念の盾など
長野県宮田村は、同村出身でプロ野球埼玉西武ライオンズの水上由伸投手(24)=南割=が、パ・リーグの投手部門で7月の月間MVPを受賞したのに伴い、記念の盾などを村役場ウエルカムリビングで展示公開している。来庁者らは「立派なもんだ」「初めて見た」などと感想を述べ、偉業を肌で感じている。
水上投手は、7月の1カ月間で11試合に登板し、2勝0敗、1セーブ、7ホールド、防御率0.00、失点ゼロの好成績を残し同賞を受賞した。同球団の育成選手として初めての受賞となる。
2年目の今季は目覚ましい活躍を見せ、監督推薦でオールスターにも初出場した。8月21日現在、50試合に登板し4勝3敗1セーブ、27ホールドで防御率0.92の成績を残している。月間MVPの表彰式は18日、福岡ソフトバンクホークスとの試合前に、本拠地「ベルーナドーム」で行われた。水上投手の両親も球場に駆け付け式を見守った。この際に「村の皆さんにも披露して」(水上投手)と記念の盾などを預かったという。
ウエルカムリビングには、盾のほかサインボール、月間MVP特製ポストカードが飾られている。
水上投手後援会「由勝会」の中塚明彦会長は「軟式野球出身者がプロ野球のオールスター出場や月間MVP受賞を実現したのは大きい。非常にまれな例。これからも初心を忘れず、大いに活躍して」と期待。父親の俊孝さんは「表彰式を実際に見て、その重みを実感した。目標が次々実現しているのはうれしい限り。今後を考えると親としては心配もあるが、これからもできるだけ球場に行き、支えていきたい」と話している。
村では9月末ごろまでの公開を予定。「公開終了までにもっとすごい賞が出ればよいが」と期待を膨らませている。
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