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長野日報社

空き家利活用促進 長野県諏訪市で12日トークイベント

チラシを手に空き家の利活用を促進するトークイベントへの来場を呼び掛ける諏訪市職員

 長野県諏訪市の空き家に関心が集まっている。市が4月から始めた空き家の所有者と利用希望者をつなぐ「空き家マッチングサービス」には、2カ月余りで利用希望者から6件の登録があり、所有者からも10件ほどの問い合わせがあった。市は空き家の利活用を促進するトークイベント「ぶっちゃけチャオ!空き家をどう使う?」を12日午後1時から、市駅前交流テラスすわっチャオで開く。地元の建築家が空き家の可能性と利活用の事例を紹介する。

 同サービスは、流通していない空き家を掘り起こし、利活用や適正管理を図るのが目的。空き家の利活用を考えている所有者や利用希望者は、エントリーシートを市都市計画課に提出し、担当職員のインタビューに応じ登録をする。市は条件が一致する人を紹介し、当事者間で話し合った後、合意した場合は市に報告する。

 市が2015年に行った調査によれば、市内の空き家2039件のうち「利活用に適している」が1195件(58.6%)、「一部を整備すれば利活用できる」は446件(21.9%)だった。一方、所有者が協力する空き家・空き地バンクの登録空き家は253件(7日現在)にとどまっている

 同課によると、登録や相談は上諏訪地区が多い。利用希望者は地元の子育て世代が多く「実家近くの住居にしたい」「店舗にして上諏訪地区を盛り上げたい」とした声があるという。所有者で登録した人はいないが、担当職員は「何とかしたいと思っていた人が行動を起こしてくれている」と指摘する。

 12日のトークイベントは、県空家等対策支援専門家派遣事業の講師派遣を活用し、県建築士会諏訪支部の宮坂佐知子支部長(スペースイン)、吉川一久さん(諏訪n設計企画)、宮澤正輝さん(くらしのアトリエLayer Architects)に依頼した。空き家を売る、貸す、直す、解体するなどの選択肢を示し、事例を交えて「本音トーク」を繰り広げる予定だ。会場の疑問にも答える。

 終了後は、個別相談会を開き、市空家等対策協議会の建築士や土地家屋調査士、弁護士、解体業者、市職員が1組20分程度の相談に応じる。

 事前の申し込みは不要。問い合わせは、市都市計画課建築住宅係(電話0266・52・4141)へ。

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