全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

初夏の味覚、奄美プラム出荷 大和村で出発式 共販目標16.5トン見込む

奄美プラムの選果作業=3日、鹿児島県大和村のJAあまみ湯湾釜選果場

 2022年産奄美プラム(スモモ)の出発式が3日、鹿児島県大和村のJAあまみ大和支所湯湾釜選果場であった。22年産の共販目標は前期実績比18.3トン減の16.5トン(大和村13.7トン、奄美市名瀬2.2トン、龍郷町0.6トン)に設定。出席した生産者や行政、JAの担当者らは、テープカットで奄美の初夏の味覚を送り出した。

 大和村は奄美プラムの主産地で、市場出荷分も含めた22年産の総生産量は約30トンを見込む。村やJAによると、今期は順調な生育状況だったが、開花期の降雨の影響で歩留まりが悪い園地がみられ、前年より着色が早く、玉肥大はL、2Lが中心という。

 20年は記録的不作、21年は新型コロナウイルスの影響で、出発式は3年ぶりに開催。JAあまみの窪田博州代表理事組合長はあいさつで、在日ベトナム人向けの需要増大で民間による果実買い取りが顕在化していることに触れ「生産者で築き上げてきた(消費者への)信用を堅持するためにも、選果場への出荷をお願いしたい」と呼び掛けた。

 伊集院幼大和村長は「肥料高騰が進む中、農家の皆さんが安心して生産できる環境づくりのため、村もさらに支援していく。JAとも連携した販売展開にも取り組む」と述べ、生産者を激励。村果樹振興会の藤村秀久会長は「奄美プラムを次世代に受け継いでいくには今が踏ん張り時。新しい技術導入や関係機関の協力を受け、生産量回復を目指していく」と生産者の立場から決意表明した。

 湯湾釜選果場では5月30日から奄美プラムの集荷が始まり、今月3日までに4.3トンを選果、3.5トンを出荷した。出荷は今月20日ごろまで続く見込み。

出荷開始を祝った出発式=3日、鹿児島県大和村のJAあまみ湯湾釜選果場

関連記事

Jファーム 直売所を再開 規格外のミニトマト格安販売 苫小牧

苫小牧市柏原で植物工場を操業するJファーム苫小牧(石島武社長)が今年、ミニトマトの直売をビニールハウス内の一角で行っている。昨年は会社の運営体制見直しに伴って直売所を全休したが、常連客らの強い要望...

宇部日報社

未入力

 爽やかな初夏の陽気に包まれた11日、宇部市内のトップを切って厚南中(藤本秀則校長)と桃山中(谷川正己校長)で運動会が行われた。厚南では、多くの保護者らの声援に応えるように、学年別のクラス対抗...

荘内日報社

高校生最先端の研究環境で挑戦 慶應先端研 最多33人助手・研究生受け入れ

 鶴岡市の慶應義塾大先端生命科学研究所(荒川和晴所長)の高校生「研究助手」「特別研究生」の任用式・入学式が10日、同市覚岸寺の鶴岡メタボロームキャンパスで行われた。本年度は過去最多となる33人の庄内地...

芽室の「倉庫」バー再開 元地域おこし協力隊の芳野さんマスターに

 芽室町内の赤れんが倉庫を改装したバー「守破離」(町東2ノ1)が5月から通常営業を再開している。マスターを務める元地域おこし協力隊の芳野都馬さん(26)は「れんが造りの雰囲気がとても良いバー。バ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク