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リュウキュウアユの生態学ぶ 奄美大島 戸口小の児童らが実際に触って観察

養殖されているリュウキュウアユに触れる児童ら=3日、鹿児島県奄美市住用町

 奄美大島自然保護協議会ヤジ分会(山下克蔵会長)は3日、鹿児島県奄美市住用町の黒潮の森マングローブパークでリュウキュウアユに関する授業を行った。龍郷町の戸口小学校から5、6年生11人が参加し、リュウキュウアユの生態や保全の取り組みなどについて学んだ。

 同会が実施するリュウキュウアユ保護増殖事業の一環。小学生を対象とした授業などを通して、希少種であるリュウキュウアユの普及を図っている。

 講師を務めた養殖技術者の又野峰誓さん(42)は前半、リュウキュウアユの特徴や季節ごとに川と海を行き来する生態について解説。個体数が減少している原因や、生存に欠かせない干潟などの環境、地域での保全の取り組みなどについても詳しく説明し、児童らはメモを取りながら真剣な表情で耳を傾けていた。

 後半は同パーク内にあるリュウキュウアユの養殖施設に移動。児童らはリュウキュウアユを手に取り、興味深そうに色や感触などを確めていた。ヤジ分会が養殖を委託する同施設では、種の保存を目的に現在約2500匹が飼育されている。

 5年生の児童は「触ったらぬるぬるしている。リュウキュウアユを昔は食べていたことを初めて知った。数が減ってきているので増えてほしい」と話した。

 又野さんは「保護対象なので外では捕まえられないが、触らないと記憶に残らない。養殖している個体を教材に、奄美の自然を学んでくれれば」と語った。

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