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奄美で上陸、産卵半減 ウミガメ21年度確認数 県内、過去2番目に少なく

ウミガメ上陸・産卵確認状況

 鹿児島県ウミガメ保護対策連絡協議会(事務局・県自然保護課)の会合が1日、オンラインで開かれ、県内で2021年度に確認されたウミガメの上陸・産卵状況が報告された。県全体の上陸回数は2714回(前年度比926回減)、産卵回数は1474回(同507回減)。過去15年間では19年度に次いでともに2番目に少なかった。奄美12市町村では上陸、産卵とも前年度から半減した。

産卵のため上陸したアカウミガメ=2021年6月、奄美大島(興克樹さん撮影)

 21年度の上陸回数は、月別では6月が1214回で最も多く、7月682回、5月576回と続く。市町村別では、屋久島町が上陸1155回、産卵508回でともに最も多く、次いで中種子町が同272回、147回。3番目に多かったのは上陸が与論町の178回、産卵が瀬戸内町の144回。

 07年度以降で最少だった19年度は県全体で上陸2161回、産卵1246回だった。  奄美12市町村では、上陸770回で前年度(1696回)の約45%、産卵543回で前年度(1137回)の約47%にとどまった。市町村別では、上陸回数が多かったのは与論町に続いて瀬戸内町170回、奄美市159回。産卵回数は瀬戸内町に続いて奄美市125回、与論町93回だった。

 会合には県と市町村の担当者ら約30人が出席し、地元の上陸・産卵状況や保全に向けた取り組みを報告した。22年度はウミガメの上陸・産卵が和泊町で4月10日に県内で初めて確認され、奄美市で5月1日、天城町で同11日、伊仙町で同24日にそれぞれ確認されている。今年度も各市町村で保護に向けた啓発活動などを展開する。

 上陸、産卵回数の減少について、県自然保護課の宮澤泰子課長は「年による変動が大きく、原因はまだ分かっていない」とした上で、「引き続き情報収集していくことが大事」と述べた。

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