協力して新芽を摘む子どもたち（１１日午前９時半、高泊小で）

　山陽小野田市の高泊小（椿英一校長）で１１日、初夏の伝統行事、茶摘みが行われた。１年生２２人と６年生３１人が参加。降雨の中で、みずみずしい新芽を摘み取った。 　　 　校舎裏には開校した１９５４年に地域住民が整備した５００平方メートルと、６年前に児童らが３０本を植樹した１００平方メートルの茶畑があり、日頃から児童と学校支援ボランティアの「梅っ茶サポーターズ」が協力して水やりや草抜きなどの世話をしている。 　　 　６年生は先月、外部講師から茶育の講義を受け「一芯二葉」の摘み方や製茶の工程を学習した。この日は女子が紺絣（こんがすり）の着物に赤い前掛け、男子は緑の法被姿。編みがさをかぶって、茶摘み籠を背負ったり、提げたりして茶畑へ。１年生に摘み方を教えながら、枝先に伸び出た葉を丁寧に摘み取った。 　　 　収穫した茶葉は、梅っ茶サポーターズや保護者１０人に教わりながら、６年生が茶もみ。１週間ほど陰干しして、持ち帰ることにしている。