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オオヒキガエル捕獲 西表島で2年ぶり 特定外来生物、散発的に確認

2年ぶりに発見、捕獲されたオオヒキガエルのメス=撮影・堀井大輝氏

 特定外来生物に指定されるオオヒキガエルが7日、西表島船浦地区で2年ぶりに捕獲された。同島では、オオヒキガエルが2020年7月に3年ぶりに見つかったほか、根絶宣言が出された特定外来生物のシロアゴガエルが21年に4年ぶりに捕獲されるなど散発的に確認されている。環境省西表自然保護官事務所では「今後も島外からの資材にまぎれて侵入する可能性がある。姿を目撃したり、鳴き声を聞いたりした際には連絡してほしい」と警戒を強めている。

 オオヒキガエルは中南米原産の大型のカエルでサトウキビの害虫駆除のため、日本に移入された。その後、各地で在来のカエルや昆虫など生態系に被害を及ぼす恐れがあるとして外来生物法の特定外来生物に指定されており、飼育や保管、運搬などが禁止されている。

 今回、見つかったのはメスの個体で体長151㍉、体重268㌘。7日午後8時15分ごろ、県道上にいるところを同省が実施する「県八重山地域における外来カエル類拡散防止対策検討業務」の現地調査員が発見、捕獲した。

 西表島での特定外来生物は、オオヒキガエル以外にシロアゴガエルの侵入、繁殖が確認されていたが、早期の取り組みと地元ボランティアなどの協力で17年に最後の個体を捕獲。19年10月には、全国で初めて根絶に成功した。

 外来生物の捕獲には、速やかな対応が求められることから同事務所では「発見した場合はできるだけ早く知らせてほしい。路上など捕獲可能な場合は手袋やビニール袋、網など直接触れないように捕獲してほしい。ヒキガエルは、耳の後ろから毒液を出す恐れがあるので十分注意してほしい」と呼び掛けている。

 外来カエル類の情報提供は、同事務所(84―7130)まで。

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