真新しいランドセルに交通安全ランドセルカバーを付けた新1年生の皆さん（前列）とカバーを贈呈した八重山地区交通安全協会の長浜寛会長（右から2人目）、八重山署の喜納啓信署長（右）＝5日午後、八重山警察署訓授場

　新しく小学1年生になる児童に安全に登下校してもらおうと、八重山地区交通安全協会（長浜寛会長）と八重山署（喜納啓信署長）は5日、「交通安全ランドセルカバー」を郡内の新小学1年生に贈呈した。

　八重山警察署3階訓授場で行われた贈呈式には、石垣市内の新1年生5人が代表で参加。長浜会長は「右、左、右と確認して横断歩道を渡りましょう。譲ってくれたらありがとうと頭を下げましょう」と交通安全を心掛けるよう促した。

　この後、新1年生代表の5人が「僕たち私たち1年生は交通ルールを守ることを誓います」と交通安全の誓いを読み上げた。

　喜納署長は「元気いっぱいの誓いを聞いてとてもうれしく、安心した」と笑顔を見せた。また、昨年、小学生の交通事故が県内で9件あったことに触れ、0件になるよう、①少し遠くても信号がある場所を渡る②道路を渡るときは車がいないか確認してから渡る③車の陰から飛び出さない④道路で遊ばない―の四つを守るよう話した。

　贈呈を受け、石垣市の﨑山晃教育長は「大いに活用し、安心安全な登下校に役立てていく」、竹富町の佐事安弘教育長の代理で出席した嘉良隆総務課長は「黄色いカバーがドライバーに目立ち、安全に寄与してくれる」とそれぞれ感謝した。

　今年は、石垣市に610枚、竹富町に55枚、与那国町に20枚の計685枚のランドセルカバーが贈呈された。