愛犬にシカ肉いかが 開発3年 新得・上田精肉店
こだわりのエゾシカ肉を販売している上田精肉店(上田隆史社長)は、ドッグフードを専門に扱う会社「ARATOKU(アラトク)」(上田恵美社長)を立ち上げ、昨年12月から本格的に販売している。十勝の野生エゾシカ肉を使ったドッグフードで、上田隆史社長(47)は「品質にとことんこだわった健康促進のペットフードを愛犬に」と話している。

エゾシカ肉を原料にしたドッグフード
同精肉店は1960年の創業。3代目の上田社長は「人が食べておいしく健康になれるのなら、ペットにも最適な食材になる」と思い立ち、2019年にアラトクを設立し、ペットフードの研究と開発を進めてきた。冬に向けて脂がのる9~11月に捕獲したエゾシカ肉は、たんぱく質や鉄分、亜鉛、ビタミン類が豊富に含まれている。
道の自主衛生管理認証制度(ハサップ)で、最高のA評価を取得した自社工場の新得エゾ鹿加工センターで加工している。個体ごとに識別番号を付けるなど安全管理も徹底している。
ドッグフードの商品は「エゾ鹿アバラ骨ジャーキー」(100グラム1100円)、「エゾ鹿肉ジャーキー」(50グラム1100円)、「エゾ鹿レバージャーキー」(50グラム1300円)、「エゾ鹿心臓ジャーキー」(同、同)、「エゾ鹿無添加なめし皮ガム」(30グラム700円)、「エゾ鹿角カット」(100グラム1500円)の6種類(いずれも税別)。
同精肉店、JR新得駅内の新得ステラステーション、瀬戸内商事の他、道内のペットショップやトリミングサロンなどで販売している。問い合わせは同精肉店(0156・64・5107)へ。
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