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大島高野球部  選抜入場行進の撮影も  島内で最後の紅白戦 9日に出発

開会式で放映される入場行進の様子を撮影した大島高野球部=6日、鹿児島県奄美市の名瀬運動公園市民球場

 鹿児島県立大島高校野球部は6日、第94回選抜高校野球大会(18日開幕、兵庫・阪神甲子園球場)に向け、島内で最後の紅白戦に臨んだ。紅白戦が行われた名瀬運動公園市民球場には、地域住民や地元の野球少年らの姿も。この日は開会式の大型ビジョンで放映される入場行進の撮影もあり、はつらつとした選手たちの姿に観客席から盛んな拍手が送られた。同校野球部は9日に奄美大島を出発する。

 今大会の開会式は、新型コロナウイルス感染対策のため、初日に登場する6校のみ参加。大島を含むその他26校は、入場行進する映像が球場の大型ビジョンに映される。

 マネジャーの栄桜子さん(2年)が先頭で校名の書かれたプラカードを掲げ、選抜旗を持った武田涼雅主将(2年)、2列に隊列を組んだ選手17人が続いた。

 プラカードは、「第30回国際高校生選抜書展」の団体の部で地区優勝した高校に主催者が依頼しており、大島のプラカードは大分南が担当した。

 紅白戦では、4番・西田心太朗(2年)がバックスクリーンに豪快な本塁打を放つ場面もあり、仕上がりは順調。練習後、西田は「紅白戦を重ねるごとに、どの場面でどう打てばいいのかが分かってきた。取れるところで点が取れるようになってきて、みんな状態は上がってきている。出発日が迫って、緊張とわくわくした気持ち」と話していた。

 野球部は9日、空路で関西入り。16日まで心身ともに環境にならしながら練習試合をこなし、22日の初戦に向けて調整する予定。

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