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イシナマコ2種を同定 効果的な保全策に期待 水産研究・教育機構

H. whitmaei(左)とH. fuscogilva

 沖縄や八重山に分布し、漁業資源としても活用されているイシナマコは、これまで1種と考えられていたが、水産研究・教育機構の研究グループ(代表・谷田巌研究員)により2種が生息していることが分かった。昨年8月発行の英文誌「Plankton and Benthos Research」に掲載された。

 イシナマコは沖縄が分布の北限にあたり、これまで沖縄本島や八重山にいるのは、イシナマコ類3種のうち太平洋などに広く分布する「Holothuria nobilis」だと考えられていた。

 今回の研究では那覇港沖やヨナラ水道、小浜島沿岸などの水深5~30㍍からイシナマコ類13個体を採取。遺伝子解析のほか、骨片などの形態的特徴から種を同定した結果、「H. nobilis」は見つからず、「H. whitmaei」と「H. fuscogilva」の2種が確認された。

 イシナマコ類は、中華料理などの食材として世界的に乱獲されており個体数が減少。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、いずれも絶滅危惧や危急種に指定されているほか、ワシントン条約付属書に国際取引の規制対象として登録されている。

 今回見つかった2種は生態が異なることが知られており、谷田研究員は「漁獲管理など効果的な保全策に生かしてほしい」と話した。

 論文は次のアドレスから参照できる。https://doi.org/10.3800/pbr.16.200

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