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産地一丸で大島紬PR  県内3団体 京都で初の合同展示会、3日間で400人来場

奄美、鹿児島両産地の反物が並んだ大島紬の合同展示会=1月21日、京都市(本場奄美大島紬協同組合提供)

 本場奄美大島紬協同組合など大島紬の生産業者らでつくる鹿児島県内3団体は1月20~22日、京都市で初の合同展示会「紬コレクションin京都」を開いた。会場には各織元の自信作3500反ほどが並び、関西の問屋や小売業者、愛好家ら3日間で約400人が来場。奄美・沖縄の世界自然遺産登録も追い風に、産地一丸で世界に誇る大島紬の魅力をPRした。

 産地の垣根を越えて共存共栄を目指そうと、奄美市の本場奄美大島紬協同組合と、鹿児島市の本場大島紬織物協同組合、藤絹商工協同組合でつくる県本場大島紬協同組合連合会が主催。新型コロナウイルスの影響で昨年は直前で延期となり、1年越しの開催。奄美、鹿児島の両産地から織元約20社が出展した。

 会場の京都経済センターでは、一般消費者向けの展示即売や業者向けの商談会のほか、来場者や業者による新作コンテストも行われた。泥染めや白大島などの反物がずらりと並ぶ中、来場者は織元と交流しながらお気に入りの1反を探した。機織りなど製造工程の実演や、唄者の平田まりなさんの島唄ライブも人気を集めた。

 本場奄美大島紬協同組合の牧雅彦理事長は「奄美と鹿児島両産地の反物が一堂に集まる機会は貴重。問屋、織元の双方から『恒例化してほしい』という要望が多く寄せられた」と手応えを語る。

 来年は京都に加えて、東京でも初の合同展示会を検討しており、「生産反数は両産地とも毎年減り、職人の高齢化や後継者不足が進んでいる。販売機会を増やし、1反でも多く消費者に届ける橋渡しをしたい」と述べた。

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