外国人観光客にチラシを配布して情報提供を呼び掛ける税関石垣税関支署の上間斉支署長(左)＝6日午前、石垣港離島ターミナル

　沖縄地区税関石垣税関支署(上間斉支署長)は6日午前、石垣港離島ターミナルで不正薬物や銃器などの密輸入を防ぐ街頭キャンペーンで情報提供を呼び掛けるチラシを市民や観光客に配布した。 　キャンペーンは10月に全国一斉で行われる「取り締まり強化期間」の一環。この日は税関職員5人が沖縄地区税関で摘発した密輸物品を紹介するチラシをターミナル利用客に配布しながら、24時間対応の密輸ダイヤルを紹介して情報提供を求めた。 　2016年に同税関が空港や港湾で摘発した不正薬物件数は前年の1・3倍にあたる33件、押収量は同1500倍の約615キロとなっている。鉄砲は1件1丁(前年比50%減)だった。 　八重山では、寄港したクルーズ船の旅行客から不正薬物2件、金地金1件の摘発があった。 　上間支署長は「八重山は国際線やクルーズ船の増加で密輸リスクは高まっている。税関による水際対策は市民からの情報提供が大事、効果的な取り締まりを関係機関と協力して進めたい」と話した。 　密輸に関する情報提供は(0120—461—961)。