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紀伊民報社

〝透明ヤドカリ〟大反響 動画視聴 362万回

ツイッターで362万回視聴されている動画の「主役」のイシダタミヤドカリ=和歌山県すさみ町江住で

 和歌山県すさみ町江住にある「エビとカニの水族館」が、貝殻を模した透明のガラス容器に入るヤドカリの動画を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したところ、21万件もの「いいね」が寄せられ、362万回以上も視聴されている。過去に同様の動画を投稿した際はこれほどの反響はなかったといい、水族館は、驚きつつも喜んでいる。

■なぜいま?

 爆発的に広がったのは、水族館で〝クリスタル・ヤドカリ〟と表して常設展示しているイシダタミヤドカリの様子を撮影した20秒余りの動画。飼育員の本多正樹さん(22)がスマートフォンで撮影し、8日に投稿した。本多さんは「貝殻内のヤドカリの体を見たことのある人は少ないと思って投稿した。まさかこんなにウケるとは」と驚く。
 ツイッターや会員制交流サイト(SNS)での発信に力を入れている水族館では、1日に1本以上の動画を投稿している。本多さんもこれまでに何度か別の生物の動画を投稿したが、どれも期待するほどの広がりはなかった。
 水族館は実は、昨年10月にも同じクリスタル・ヤドカリを撮影した動画を投稿している。この投稿に対する「いいね」の数は、24日時点で590回にとどまっている。ガラス容器はヤドカリ専用の外国製で、館内での展示自体も10年くらい続けている。
 本多さんは「どんな投稿がウケるのかはいまだに分からないのが正直なところ」と話す一方で「今回を機に、甲殻類に興味を持つ人が増えるとうれしい。その代表格であるカニの投稿にも注目が集まれば」と展望を語った。
 昨年11月に巨大ウツボの口へ別のウツボが頭を突っ込んだ動画を撮影し、インターネット上に公開して大反響を呼んだ経験がある平井厚志館長(38)は「今回のヤドカリに、ウツボの動画の140万回視聴という記録があっという間に抜かれてしまった」と笑いつつ「今後も飼育員の『面白い』という感覚を大切にして投稿していきたい」と話している。
 水族館がツイッターやSNSでの投稿に力を入れるようになったのは昨年のこと。新型コロナウイルスの影響で来館者が減る中、情報の発信力だけでなく拡散力にも期待できると考えたという。飼育員は定期的に集まり、内容や方法を話し合っている。

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