レノファ山口の新社長に小山文彦さ

グータッチをする小山新社長(左)と河村前社長(維新みらいふスタジアムで)
レノファ山口は15日、同日付で新社長に小山文彦さん(48)が就任したと発表した。前社長の河村孝さん(53)は今月末のJリーグ理事会後に、顧問に就任する見通し。
同日開催した臨時の株主総会と取締役会で決めた。
小山さんは周南市出身。山口大人文学部卒業後、東京都内で会社員として就職。2006年に都内でソフトウエア開発などを手掛けるゴーガを設立(後に売却)した。16年10月には地元周南市に企業コンサルティングなどを事業とする365yを立ち上げた。プレーヤーとしての経験はないが、長年レノファ山口のサポーターとして応援してきた。河村前社長とは、知人を介して知り合ったという。
河村前社長は12年に監督に就任後、13年11月の株式会社設立に伴い、社長に就いた。その間、クラブは中国リーグからJFL、J3を経てJ2に昇格。売り上げや入場数も伸びていった。
一方、新型コロナの影響で20年度は約1億3800万円の赤字を計上し、債務超過も約8800万円に上るなど、経営が悪化。Jリーグはクラブライセンス判定の財務基準における特例措置を、当初予定の21年度限りで終了するため、22年度からの2年間で経営の立て直しに成功しないと交付を受けられなくなる。
維新みらいふスタジアムで開かれた会見で河村前社長は「本人の前向きさもあるが、クラブを愛していることが後任の決め手となった。経営手腕に期待したい」と述べた。サポーターに向けては「選手冥利(みょうり)につきる応援に感謝。今後もレノファカラーとして続けてほしい」とした。
バトンを引き継いだ小山社長は「重要な役割を担うことへの責任は重大だが、山口で挑戦するきっかけにもなった」と話した。経営の立て直しについては「1社でも多くのパートナーを増やしたい。監督が取りたい選手を取れる環境をつくり、クラブ強化にも貢献していく」と意気込みを示した。
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