茅野駅周辺 街中がアート空間

鳥の巣箱に見立てたアート作品が通りの木々に展示された「ギャラリー・バードハウス」
八ケ岳JOMONライフフェスティバル・縄文アートプロジェクト2017が開催されている茅野市内で、全国各地から集まった作家の個性豊かな芸術作品が街中を彩っている。JR茅野駅から市役所までの通りでは、鳥の巣箱に見立てた作品を展示する「ギャラリー・バードハウス」、駅周辺の公共施設や協力店舗では、さまざまなジャンルの作品を気軽に楽しめる「まちの展」を開催中。街を歩く人たちは、自然にアートと触れ合っている。会期はいずれも22日まで。
ギャラリー・バードハウスは、画家の小川格さん=同市豊平=の提案企画。「縄文の湧き上がる創造力に想いを馳せたアート」をコンセプトにし、鳥の巣箱に見立てた小箱にアートを詰め込んだ作品を公募した。街中の木々に飾り付ける野外展示企画だ。
全国の作家30人から約70点の作品が寄せられた。市民館の中庭、同館から市役所まで続く道沿いで、作家が個々に気に入った場所の木を選び、作品を展示。芸術がいっぱいに詰め込まれた小箱は、見慣れた街の風景をアート空間へと変えている。
「まちの展」は作家同士の交流やジャンルに捉われない展示を目的とし、3回目の開催。市民館をメイン会場に、ポータブルスペース「モチヨリチカバ」、駅周辺の書店や陶磁器店、時計店、カフェ、うなぎ料理店など11カ所(店舗は9店)に、絵画や写真、立体作品など、多彩なジャンルの大小さまざまな作品約200点を展示した。
街中に溢れる作品は、作家が普段とは異なる作風やジャンルに意欲的にチャレンジした作品が多く、遊び心もあふれている。
関連記事
「持ち帰らないで」 外来生物オオキンケイギク
特定外来生物のオオキンケイギク(キク科)が、和歌山県紀南地方の河川敷や道路沿いなどで鮮やかな黄色の花を咲かせている。取り扱いには注意が必要で、栽培や運搬、販売、野外に放つことなどが外来生物法で...
羽黒山中腹・南谷“芭蕉ゆかりの地”きれいに 羽黒小伝統の清掃奉仕 史跡整える
松尾芭蕉が「奥の細道」で1週間滞在した鶴岡市の羽黒山中腹にある南谷で21日、地元・羽黒小学校(八渡宗一郎校長)の子どもたちが伝統の清掃奉仕を繰り広げた。熊手を使ってスギの枯れ葉を集め“芭蕉ゆかりの地”...
ホワイトアスパラ無償提供 音更・竹中農場が帯広の仏料理店へ 恩人に感謝
音更町の竹中農場(竹中章代表)は、農場で収穫するホワイトアスパラガスを、フランス料理店「メゾン・ド・ルミエール」(帯広市西8南14、奥村彰教オーナーシェフ)に無償提供、同店で23日からホワイトア...
「日本一学生が活躍するまちづくり」始動 若者の視点で施策吟味【宇部】
宇部市は21日、学生と一緒に市の事業を企画・提案する「日本一学生が活躍するまちづくりワークショップ」の第1回を山口大工学部の「志イノベーション道場」で開催した。公募に応じた県内の学生43人が...