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白翔中2年生が授業で振興策企画 商店街ににぎわいを 産能大の教員や学生を講師にワークショップ

白老町白翔中学校の2年生が総合学習で、地元中心商店街の活性化策を企画する授業に臨んだ。地域振興の実践型教育に取り組む産業能率大学(東京)の教員や学生らを講師に展開されたワークショップを通じ、生徒らは大町商店街のにぎわいを創出するイベントなどを考案。今後、同商店街の店舗でつくる白老商業振興会に提案し、集客に生かしてもらう考えだ。

商店街振興のアイデアを話し合う生徒=11月26日

 同校では昨年、1年生が観光をテーマにした総合学習で白老の観光ガイドブック「ぶらり! しらおいめぐり」を作製し、町内各所に配布してまちの魅力を発信した。2学年に進級した生徒26人は昨年の経験を踏まえ、地域振興に主体的に関わる意識をより高めるため、町中心部にある大町商店街の活性化策を企画する授業に挑んだ。

 講師は、産業能率大学で客員教員を務め、東京都目黒区自由が丘で古書店を営む西村康樹さんと、同大の学生や卒業生。西村さんと学生らは経営学の実習として、おしゃれな街として知られる自由が丘のブランド力を高めるイベントを企画し、実践する活動に取り組んでいる。11月から今月3日にかけた計3回の授業は、オンラインや同校での直接指導の形で実施。生徒たちは、地域の強みを知り、新たな魅力を創出するという西村さんらの実践例を参考に、商店街に人を引き付ける企画を考えた。

 11月26日の授業で生徒らは5グループに分かれ、西村さんや学生、卒業生の計5人の指導を受けながら討論。「アイヌ文様をデザインした服を作り、商店街で販売する」「白老をテーマにしたアニメーションを製作し、商店街振興につなげる」といったアイデアを出し合い、グループごとに発表した。授業に参加した山本麻埜さん(14)は「自分のまちを良くしたいという思いが深まりました」と話した。

 今月3日に生徒らはオンラインの授業に臨み、企画の最終案を発表。拾い集めたごみの量に応じて商店街でサービスが受けられるイベントの開催、地元のおいしいソフトクリームとパンを組み合わせた商品開発、シカ肉などジビエフェアの実施―といったアイデアを出した。授業を担当した神谷和宏教諭(48)は「昨年に続く郷土学習を通じ、自分たちのまちに目を向け、主体的に関わることの大切さを学んでもらえたのでは」と語った。

 生徒らが考えた企画は今後、白老商業振興会に提案。同振興会の村上英明理事長は「生徒たちによる企画を商店街振興の参考にしたい」と話した。

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