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紀伊民報社

サイクルトレイン本格導入 地域活性化に期待

電車に自転車を載せるすさみ町役場の職員(和歌山県すさみ町周参見で)

 JR西日本和歌山支社は、自転車を車両にそのまま持ち込める「サイクルトレイン」を12月から、和歌山県内を走る紀勢線のJR紀伊田辺―新宮間で本格的に導入している。4日には自転車で地域活性化を図るすさみ町の職員が体験した。

 サイクルトレインは年々減少傾向にある紀伊田辺―新宮駅間の利用客を増やす狙いがある。予約や追加料金が不要で、自転車を解体せずに持ち込めるサービスはJR西日本では初めての試みで、全国的にも珍しいという。
 体験したのはすさみ町職員の岩橋功汰さん(23)と稲葉鮎太さん(28)。普段、自転車にはあまり乗らないという2人が自転車を車両に持ち込み、周参見駅から白浜駅まで移動した。
 稲葉さんは「電車に自転車というのが想像できなかったが、スーツケースを載せるような気持ちで乗れた。サイクルトレインは行き帰りの時間を短縮できる。近隣の市町村を散策するのに便利だと思った。サイクリストの方に来てもらうことで町の活性化につなげたい」と話した。
 和歌山支社の松田彰久副支社長(50)は「車窓の眺めは抜群。休みの日には電車を使ってサイクリングをしてほしい。中でも周参見―江住駅は利用の少ない区間。景色を独り占めできる」と呼び掛けている。
 平日は午前9時から終電まで、土曜・休日は終日利用できる。各駅に掲示している「サイクルトレイン利用可能列車時刻表」には混雑する時間帯や橋を渡る必要のある駅などを表示している。
 9月1日から2カ月間の実証実験では、1250人が利用した。期間中に大きなトラブルがなかったこと、利用者から「帰りを気にせずサイクリングを楽しめた」「継続してほしい」と好評だったことから、本格導入を決めた。
 同支社は乗車位置表示を分かりやすくしたり、段差解消のためのスロープを設置したりするほか、利用区間の拡大も検討している。

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