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北羽新報社

芸人ランナーの猫ひろしさん 能代市でランニング教室

猫さん(右)が子どもたちに基本を指導したランニング教室

 能代市の二ツ井地域総合型スポーツクラブ・NPO法人スポカルきみまち(田中翼郎理事長)の創立10周年記念事業、芸人ランナー・猫ひろしさんによるランニング教室と講演会は20日、市二ツ井町総合体育館と二ツ井公民館で開かれた。猫さんは小中高生にランニングの基本を伝えたほか、講演ではカンボジア代表としてリオ五輪に出場するまでの体験を芸人らしい笑いを交えて話し、聴講した人たちを楽しませた。

 猫さんはカンボジア国籍を取得して平成28年のリオ五輪男子マラソンにカンボジア代表として出場。21年、22年、27年にはきみまちマラソンのゲストランナーも務めた。
 二ツ井町総合体育館で開かれたランニング教室には市内外の小中高生32人が参加した。猫さんはトレーニング前の準備運動から紹介し、自分で考案した「ネコネコニャーゴ体操」に続いて、ランニングの基礎を指導。背筋を伸ばして体の軸をしっかりと意識することのほか、腕を振ることがとても大事だと繰り返して強調。「体を軸にして腕をしっかり振れば足も動く」と話し、猫さんもフルマラソンを走る時には「35㌔ぐらいから足が動かなくなるが、そういう時は腕を振ると足も出る。皆さんも腕を大きく引いて走ってみて」とアドバイスした。
 このほか、栄養の取り方や体をしっかりと休めることも大事なポイントだと指摘し、「自分も44歳で自己ベストタイムが出ている。特にマラソンは努力した分だけ成績になって表れるので、皆さんも頑張って」とエールを送った。教室後には参加者や見学者に求められてサインしたり写真を撮影する中で「ニャー」と応じるなど、ファンサービスも行った。
 子どもたちを指導した猫さんは「まずは走ることを好きになってもらいたいと思っている。駆けっこの延長で楽しくできたら」と話したほか、過去3回きみまちマラソンを走っているが、「呼んでもらえたらまた走りたい」とも話し、二ツ井で走ることを楽しみにしていた。
 ランニング教室後には会場を二ツ井公民館に移して講演会が開かれ、「夢に向って走る」をテーマに講演。マラソンとの関わりを振り返ってなぜマラソンを始めたのか、なぜカンボジア国籍を選んだのかなどを振り返り、芸人として「1位で走っていたらテレビに映される時間が多いから」というのが理由の一つになったことや、カンボジア国籍を取得する上で批判を受けた経験も交えて夢を実現してきた道のりを紹介した。
 猫さんはこのほか、カンボジア人としてカンボジアをPRし、熱帯の国特有ののんびりした気質のためマラソンのスタート時間が20分も早くなったり、走っている途中で犬に追い掛けられたりなど面白いエピソードで笑わせ、芸人らしいトークで聴講者を楽しませた。

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