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長野日報社

ICT活用教育の課題探る 長野県伊那市教委がカンファレンス

公開授業でタブレット端末を活用しながら意見を交わす伊那市西箕輪小の児童たち

 長野県伊那市教育委員会は17日、ICT(情報通信技術)活用教育への理解を深める「ICT Conference(カンファレンス)2021 in INA NISHIMINOWA」を伊那市西箕輪小学校と西箕輪中学校で開いた。実践発表を通じてICTによる学習の可能性や課題を探る狙いで、両校の公開授業や研究会、講演会を実施。オンラインでも配信され、市内外の教職員ら100人が参加した。

 市はいち早くICT教育に着目し、2014年からタブレット端末の整備を始め、今年4月までに児童生徒に1人1台の配備を終えた。ICTカンファレンスは今年で4年目で、「未来を生き抜く力を育む」をテーマに開いた。

 西箕輪小では、6年生の社会科の授業を公開。児童は幕末期に「自分が老中だったら開国して自由貿易をするか」という問題提起から、開国のメリットやデメリットについて考えた。「進んだ医学を取り入れられる」「戦争になったら負けてしまう」などと意見が出され、タブレット端末を使って共有。学習に結び付けた。

 引き続いて、授業を振り返る研究会が開かれ、信州大学教育学部付属次世代型学び研究開発 センターの教員らを講師に、授業の改善点などを検討。チャット機能を活用することで、より活発な意見交換につながるのではないかといった声が上がっていた。

 市ICT活用教育推進センターの足助武彦教諭(61)は「市内教員の取り組みの方向性が見えてきた」と話し、今後は各校での研究授業を本格的に進めていく考えを示した。

 研究会に続き、東北大学大学院情報科学研究科の堀田龍也教授が「これからの学校が取り組むべき研究とは」と題して講演した。

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