東京パラリンピックに観光バス派遣【宇部】
東京パラリンピックに派遣するリフト付き観光バス(市交通局で)
宇部市交通局(大谷唯輝局長)は、24日に開幕する東京2020パラリンピック競技大会に観光バス1台と運転士3人を派遣する。
大会組織委員会の要請を受けた。バスは、2015年に導入したリフト付き大型観光バスで、定員は52人。普段は、障害者団体のツアーなどに利用している。
車体の左側面中央部にリフトがあり、車椅子を乗降できる。車内には、走行中に車椅子に乗ったままでいられる2台分のスペースもある。運転は前田徹さん(47)、原井美智也さん(60)、沓野哲郎さん(45)が務める。
運行期間は20日から閉会式がある9月5日の午前中まで。選手、関係者の成田空港から選手村までや、選手村から試合や練習会場までの往復を担う。主にシッティングバレーボールという競技の選手移動を担当する。
前田さんは「国際的なイベントに携われることを誇りに思い、安心安全な輸送に努めたい」と抱負。大谷局長は「局として名誉なことであり、運転士にとってもいい経験になる。コロナ対策は万全にする」と話した。
運転士3人は業務に備え、市の集団接種での余剰ワクチンを優先的に受け、2回の接種を完了している。任務を終え、帰郷した際にはPCR検査を行い、結果が判明するまでホテルで待機する。
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