江戸川区から特産「金魚」鶴岡市から特産「クラゲ」 友好都市盟約40周年記念相互展示 疎開がつなぐ縁 交流さらに深く
鶴岡市の加茂水族館で江戸川区特産の金魚を展示している。鶴岡市と江戸川区の友好都市盟約40周年を記念したもので「琉金(りゅうきん)」などが水槽の中を元気に泳ぎ回っている=写真。
太平洋戦争中に戦火を逃れるため江戸川区の子どもたち約4300人が鶴岡市に疎開。その後、鶴岡の豊かな土地柄や温かい人たちの心が忘れられず、友情の輪と平和の尊さを受け継いでいこうと1981(昭和56)年に友好都市の盟約を結んだ。現在も文化やスポーツなどの相互交流を続けている。
今回は40周年の節目にあらためて絆を深めようと江戸川区が特産の金魚を、鶴岡市が世界的に有名となったクラゲを互いに送って展示することにした。国内トップクラスの品質を誇る江戸川区の金魚は琉金のほかに「出目金」「キャリコ」「オランダ」「東錦」など5品種合わせて10匹。淡水魚コーナーの一角で紹介している。江戸川区にはミズクラゲ5匹を送った。
加茂水族館には、お盆休みに入った家族連れらが訪れ「かわいらしいね」と金魚を見つめていた。展示は15日(日)まで。
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