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宇部日報社

旧宇部井筒屋の建物を解体して建て替え

解体の見通しとなった旧宇部井筒屋

 宇部市の篠崎圭二市長は27日、市役所で定例記者会見を開き、旧宇部井筒屋の建物を解体して建て替える方針を示した。築44年が経過した施設の改修には多額の費用が必要で、建て替えの方が設計や施工の自由度が高いことなどから総合的に判断した。長く中心市街地の象徴だった建物は、姿を消す。    跡地の利活用について、昨年9月市議会での否決後に就任した篠崎市長は、建物の改修、解体・建て替えを含めてゼロベースでの検討を明言。市民アンケートやサウンディング型市場調査の結果を参考に、9月に素案を公表するとしていた。     建物は2015年度に当時の所有者の山口井筒屋が実施した耐震診断で5、6階部分の耐震性不足が判明。4階以下の部分に対しても、市議会から安全性の再確認が求められており、昨年10月から今年3月までに調査や対策の検討をした。その結果、鉄筋を覆うコンクリートの厚さが確保できていない箇所や中性化が鉄筋にまで到達していた箇所が見つかり、地下のコンクリート中の塩化物イオン含有量も基準値を大きく超えた。対策は可能だが、補修だけで6億円以上が必要で、施工は非常に困難で時間もかかるという。    篠崎市長は「私自身、建物には思い出があり、愛着もあるが、調査の結果、改修するメリットが薄まった。将来にわたり今の建物を改修して使い続けるにはリスクがある」と説明した。     また、利活用検討の方向性として「常盤通りを中心とした面的な視点」「公共施設を含む複合施設として官民が連携する事業手法」も示した。予定通り、9月に機能や規模、概算事業費などを盛り込んだ利活用計画の素案を発表するとした。

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