通学児童の安全点検 マーシャル号無事最後の務め
嘱託警察犬と児童が一緒に登校する酒田警察署(塚本憲明署長)の「防犯わんわんパトロール」が30日朝、酒田市の新堀小学校通学路で行われた。7年にわたって嘱託を受け、この日が最後の「出動」となった雄のシェパード「マーシャル・オブ・モガミリヴァー」(9歳)の先導で児童たちが学校まで歩を進めた。

嘱託警察犬と共に登校する新堀小児童たち
児童たちが犯罪や交通事故に巻き込まれるのを防止するとともに、保護者の不安解消を目的に、同署が管内の小学校と共に毎年この時期に開催している。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、実施は2年ぶり。
この日は警察犬指導手の阿部良一さん(65)=同市、犬訓練所「モガミリバー犬舎」経営=に連れられたマーシャル号が同市落野目の薬師神社に「出動」。同署の生活安全、交通、地域各課の7人と共に、登校班を組む児童7人の通学の安全に目を光らせた。児童たちは間近で見る警察犬に近づき「かっこいい」「大きい」と歓声。5年の山木健太郎君(10)は「一緒に歩いてもらったので安心して登校できた」と、最後の務めを無事に終えたマーシャル号をねぎらった。
千葉県八街(やちまた)市で6月28日午後、下校中の児童5人が死傷する重大交通事故が発生したことを受け、この日は通学路警戒・点検を兼ねて行われた。鈴木一史生活安全課長は「全国的に子どもが犠牲になる事件・事故が後を絶たない。このパトロールを通し、地域や学校と一緒に防犯意識を高めていけたら」と話した。
関連記事
「変更手順に疑問」 竹アラほ場整備で國仲氏 宮古島市議会経工委
開会中の宮古島市議会6月定例会は16日、経済工務委員会(狩俣勝成委員長)で付託された議案を審査した。議案質疑でも問題視された下地の竹アラ地区ほ場整備事業の計画変更について多くの委員が質問。國仲昌二...
豊橋出身「光の画家」故松井さんの長編映画制作へ 東京でイベント
現代フランス画壇を代表する画家の一人として活躍、2022年5月に79歳で死去した豊橋市出身の松井守男さんを紹介する長編ドキュメンタリー映画「コルシカのサムライ 愛を描く」(仮題)の制作が大詰めだ。...
セキトと花善タッグ 「志んこ」「鶏めし」などセットの商品発送開始
能代市下内崎の菓子製造販売「セキト」(関戸優社長)は、駅弁「鶏めし」で知られる花善(大館市)とタッグを組んだ発送専用商品「『秋田のご飯&お菓子』満足セット」の取り扱いを開始した。セキトが製造...